賀茂川パートナーズ

2011年5月15日の練習会


写真:出町橋付近の葵祭りの花笠行列。 天気 晴れ
報告 みきみき

5月15日

 お天気は、誰が見ても晴れ!
雨と湿気の多かった週末にしては、からっと爽やかな日曜日でした。
集合場所に着くと、今回の参加者、ブラインド(7名)、伴走者さん(11名)が、いつもよりかはややこじんまりと、しかし相変わらずにぎやかに勢ぞろい。
軽くミーティング、ペアリング発表、準備体操の後、各々のペースで早速ランニングを開始しました。

 私のこの日のパートナーは、昨年の福知山マラソン以来に顔を見せてくれたいとうさんと、同じように練習会ではお久しぶりのにしぼりくん。
二人とも整備されて変化した賀茂川河川敷を見て驚いた様子で、「ここもこんなふうになったんやー!」とか、「木陰にベンチなんかも設置されていい感じ!」などと、毎回走っている人からは聞かれないつぶやきをもらしていました。(笑い)
私が萩70のレースの後でしたので、今回は5月の賀茂川を楽しみながらのんびり行きました。
「雲ひとつなくて、すかっとするわー!」(これは、いとうちゃん)
「葉っぱが青い!」(ぽつりと、にしぼりくん)
このように、走りながら見えてくる情景を二人が声に出して教えてくれ、私もすがすがしい気持ちになりました。
自然の少ない大阪住まいの私にとっては、日常の雑沓やあわただしさから開放されて、ほっとできる時間です。
 通学橋を超えて住宅街に入ると、いよいよ山が近くなり、空気からも青青と5月が伝わってきました。
2週間前に走った時には、菜の花が香り、うぐいすの声なども高らかに響いて、まだ春の真っ只中だったのに、日差しからも、もう初夏だなぁと、確実な季節の移ろいを感じました。

 高橋すぐ手前の草むらで、いとうさんがれんげを発見!
思わずいつもの癖で足を止め、雑草を分け入って観察へ!
すると、数少ないれんげを覆い隠すように、周囲にはすずめの鉄砲が生い茂っていました。
私は初めて知ったのですが、この草で笛ができるとのことで、いとう先生が本職を発揮!
茎の太い草を一本つんで、先の穂の部分をすぽっと抜きとると、ちょうどストローみたいな管になり、しゅっとした葉っぱを向こう側に折り曲げると、あっという間に出来上がり!
くわえて強すぎず弱すぎずいい具合に吹くと、ピーっと私にもすぐに鳴らせました。
子供の頃、この時期にはよく、ぴーぴー豆(からすの豌豆)は鳴らして遊びましたが、あれとはまた違った音色でした。
走ることはすっかりそっちのけで、いい大人3人で草をくわえて、あーでもない、こうでもないと真剣にやっている様子は、ほりちゃんを伴走していたあおきさんに、道の向こうからすっかりと目撃されていました。(苦笑)
 すごすごと高橋で折り返し、その先は道草を食わずに走りました。

写真:出町橋付近の葵祭りの行列。 写真:出町橋の葵祭りの行列の馬。

葵橋まで帰ってきた時、「うわーすごい人!」と二人から声が上がりました。
思えばその日は葵祭!
お祭りを見物しようと、橋の上は大賑わいだったようです。
そんなこんなで基地まで戻り、今回の走行距離は12キロほどだったでしょうか。

 その後の反省会は、萩往還の報告会となりました。
私は皆さんの力に支えられて、今回初70を完踏できましたが、いろんなハプニングによって惜しくも断念した方々にも「お疲れ様!」の暖かい声が寄せられ、元気で帰ってきた仲間の無事をみんなで祝い、話に花が咲きました。

写真:反省会、初萩往還70の完踏を報告するみきみきちゃん。 写真:萩往還250の報告するジプシー君。
写真:反省会は輪になって、いのっちが報告中。 写真:初の鯖街道フルに挑戦する松山さん。
写真:久し振りに反省会に残られた。広津さん。 写真:西堀君のご挨拶。
写真:みきみきちゃんのお父様からの差し入れの、にごり酒。



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