「宣誓、私たち選手一同は、日頃私たちを支え、励まし、指導してくださる多くの人へ、感謝をこめて、最後まで、全力で競技することをちかいます。」
静かに聴いてくださった競技場内の人達から大きな拍手を受けた瞬間に、重圧がスゥーッととけて、達成感に変わりました。よい経験をし、感謝しています。
予想していたとおりの展開。アナウンスでわかったんですが、わだっち君は、400メートルを72秒!…後続は、このあと失速。
自分はスタートから後手を踏みましたが、600メートルを過ぎ700メートルの間で、前の選手の背中に接近していたので、伴走の坂口さんに「出ます」と合図し、ぎりぎりコーナーに差し掛かるまでに、2番手に上がりました。
ここから後半でしたが、自分のやっている練習を信じて、我慢の走りでした。伴走者から、左手の振りを意識するように助言がありました。
わだっち君とくりりんさんは、後続を離し、栄光のゴールへ邁進中!
ラスト1周を知らせる鐘を聴いて、後続からの逆襲を受けないように必死でした。約100メートル毎に、伴走者から、「キープ、キープ!」とゲキが飛びます。
わだっち君のゴールがアナウンスされてから、だいぶ経って、自分がゴールしたように感じました。ラスト100は、少しフォームが乱れ出し、ゴールしたら、ゼェーゼェー、ヒーヒーでした。
レース中、声援が引っきりなしで、観衆の中の見守る中、気が抜けないです。大きな声援に最後まで背中を押され、弱視の部の大会記録という最高のレースが出来ました。本当に感謝しております。
そして、わだっち君は、大会新記録4分53秒でゴール!共に走れて光栄でした。本当におめでとうございました。