つわものどもの夢の跡・
丹後の変

- 歴史街道丹後ウルトラマラソン -


トータスさん、伴走トータスカーチャン、泉さん、まちゃこさんが走っている写真。 開催日 2010年9月19日(日曜日)

報告 トータス斉藤


はい、トータスです。
今年も丹後のウルトラ、またまた行って参りましたので、チームトータスの報告をば!
今回は、贅沢にも、かの名司会コンビと泉おとうちゃんの4人でチームを結成!
例によって、前夜に定宿の梅屋さんに到着いたしますと、この大会初見参の本郷さんにお出迎えいただきましたが、「ここの女将さん、こないに元気よかったかいな?」といぶかしげな気持ちでご挨拶をしつつ、後ほどに気づいて、「あらあら!どうせまあ、お世話にはなるんやし」と苦笑でありました。
で、上がらせてもらいますと、毎度と違って静まり返ってて、なんと、皆さん、すでにねんねのお時間でございました。
100の皆さんは、まあ、当然でしょうが、60までもという異様な雰囲気の中、「ほな、しゃあない」とばかりに、静々と床に入りました。

翌朝の朝食頃、ゆえあってその名の通り前夜はジプシー生活を余儀なくされたジプシー小川殿が、辛くも梅屋in!

60キロ組スタート直前、トータスカーチャン、まちゃこさん、みっきーさんとジプシー、ミントの皆さん。
梅屋さんのマイクロバスにて、60kmのスタート会場に到着しますというと、例によって、ストロングハイトーンボイスのわかさんの声に一気に飲み込まれて間もなく、去年と同じく、ゲストの増田明美さんとの掛け合いが始まりまして、なんだか帰ってきたような気分に!
なんやかんやしてるうちに、この大会に応援も含めて、今回で7回も行ったことになります。
うち、60kmについては、なぜか1勝1敗で、これは、なんとトータスカーチャンと同じ成績!
「こらあかん!何とか引き離さんと」という訳やのに、今年はメイン伴走を任せることになって、やおらスタート!

遅いとか早いとか、文句を言われながら、遥か先の第1関門を、少しは余裕を持って通過したいと、時計を気にしながら慎重にペースを保っておりますと、トータスカーチャンのほぼ計画通りに難所の七竜峠に差し掛かりました。
その間、慎重を期して毎エイドには立ち寄って、梨やらドリンクをいただきましたが、スタート早々、要のまちゃこさんにいつもの元気がありません。
緊張からとは到底思えない腹痛に見舞われてはったみたいで、これはピーンチと思っておりましたら、走るドラッグストアとも言うべき同郷のミントのまさみアネハンが何ぞ秘薬を施さはったらしく、ご当人は徐々にいつものテンションに戻らはって、ほっとするやらぎょっとするやら…!

で、七竜峠でありますが、登りはひそかなるリハーサルの通り、トータスカーチャンの背後に僕が隠れまして、両腕を突っ張って、そのままグイ〜ンと押し上げて行きました。
名付けて「獅子舞走法」とか!
そのころは、僕もまだ元気でしたので、少々ペースも上がって、歩いてる人からは、「すごい!」の声が!「よっしゃよっしゃ」と思ってるうちに、峠のエイドに到着して一服!

下り始めて暫くのところで、白熊監督の奥様のエイドで、その後、猪岡さんのエイドでエネルギーをいただきまして、そして、本郷号にも力水をいただきました。
本郷号と申しましても、サイクロン号ではありませんが…!

トータスさん、伴走まちゃこさん、トータスカーチャン、泉さん。 そして、意外とじわじわとの登りが足に利いてくる「味わいの里」に入ります。
この手前頃で、伴走がまちゃこさんに変わりました。
よう遊んでもらって、お世話にもなっときながら、大会でロープを持っていただくのは初めてのことであります。

で、警戒してたそのいやらしい登りにも委細構わないような調子で、「味わい」のエイドにたどり着きました。

気温は、この大会にしてはそれほど暑くはありませんでしたが、時折夏の名残のような日差しが照りつけるようなこともあって、30度近辺のこともあったでしょうか!

「味わいの里」での長居はなるべく避けて、重くなってきた足をやむなく進め、間もなく、第1関門をそれでも勇躍突破!
なんやかんやいうて、ここまでは計画通りやったようです。

40km辺りの弥栄庁舎ぐらいから、さすがのトータスカーチャンの足色もやや鈍ってきました。
そして、チームの心優しき鬼コーチの泉おとうちゃんにも、まさかの異変が!
足にちょっと痙攣が来はじめたようでした。

すると、まさみアネハンがまたまた登場!
おとうちゃんに秘薬を施したり、写真を撮ったり、はたまた伝令をしてくれはったり!
いったいこの人は、何キロの60kmを走ったんでありましょうか?

エイドで給水、トータスさん、伴走トータスカーチャン、ミントのさっちゃん。 このころからは、時々現れてくれはる本郷号改め・イナゴ号に何度救われたことか!

ラスト13辺りの丹後庁舎の手前に、確かリクエストのビールの自販機がと思ったんですが、時計を確認すると、関門とか制限は普通に行けば大丈夫やったんですが、あん〜まり余裕がなくなってきたので、ビールはゴールの先へのお預けにしとくように申しまして、丹後庁舎のエイドで、毎年のつみれ汁なんかをいただいて、先を急ぐことにしました。

ラスト10を切って、ここからも結構なアップダウンが続き、トータスカーチャンの様子も、鬼気迫るような感じになって参りました。
去年、ランナーに声を掛けながらロードバイクでトレーニングしてたおねえさんが今年も現れては、檄してくれます。沿道からも、自転車で走る子供たちからも、一際声高な声援が!
この辺り、去年僕がエイドで貰った黒糖にむせて、えらい目に遭ったところですわ。
そういえば、今回は黒糖に一度たりともお目にかかりませんでしたのは、何でやったんでしょうか?

で、多少は歩いたか、遠くからわかさんの絶叫が!
やれやれ、やっと帰ってきたわいと思いながら、4人揃ってゴールに帰ってきました。
9時間と11分と少々やったと思います。

ゴールしたトータスさんと伴走トータスカーチャンとまちゃこさん、横は丹後ランニングプロデューサー坂本さん。 ロードバイクのおねえさんにも、増田明美さんにも去年と同じく握手をして貰って、「覚えてはりますか?」と聞いたら、「覚えてるよ」と言うてくれはりました。
そらそうですよね!情況として、「さあ?」とか、「忘れたわ?」なんて言いにくいですよね!
それと、24時間テレビでお馴染みの坂本ゆうじさんが、「ご苦労様」と声を掛けてくれはって、伴走に関心を持ったような感じで、一瞬ですが接してくれはりました。

梅屋まで、20分ぐらい、ぶらぶら歩いて帰りながら、長いことこんな風にして大会に出てますが、今回、伴走っちゅうのは改めて大変なことやなと思いました。
僕らブラインドを、安全な走路にリードしたり、エイドでは短時間で飲み食いの面倒を見んとあかんし、僕らが勝手にごそごそ動き回ると、ドリンクやら食い物をひっくり返すのが関の山ですからね。

ともあれ、今回初めて応援部隊で奔走してくれはった本郷さん初め、イナゴの皆さん、猪岡さんなどなど、毎度私設でエイドを用意しててくださった皆さんにも、ほんまにありがとうございました。
おかげさんで、また一味違った丹後が経験出来ました。

その他、伊藤さんが、この大会の100を、初出走で完走しはりました。
去年の様子からして、多分やるやろなと思いましたが、大金星ですね!
おめでとう!

ということで、チームトータスの丹後報告でありました。



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